【PHP8.x】wholeTextプロパティの使い方
wholeTextプロパティの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
wholeTextプロパティは、DOMCdataSectionノードに含まれるすべてのテキストコンテンツを連結した文字列を保持するプロパティです。DOMCdataSectionは、CDATAセクションを表すノードであり、XMLドキュメント内で特殊文字のエスケープをせずにテキストを記述するために使用されます。
通常、CDATAセクションはテキストノードの連続したシーケンスで構成されます。wholeTextプロパティを使用すると、これらのテキストノードを個別に処理する代わりに、すべてのテキストコンテンツを1つの文字列として取得できます。このプロパティは読み取り専用であり、値を変更することはできません。CDATAセクションの内容を変更するには、childNodesプロパティを使用して個々のテキストノードを操作する必要があります。
例えば、CDATAセクションが "Hello" と " World!" の2つのテキストノードで構成されている場合、wholeTextプロパティの値は "Hello World!" になります。このプロパティは、CDATAセクションの内容全体を簡単に取得する必要がある場合に便利です。XMLドキュメントの解析や処理において、特定のCDATAセクションのテキスト内容を抽出する際によく利用されます。特に、複数のテキストノードに分割されたCDATAセクションから、完全なテキスト情報を取得したい場合に有効です。
構文(syntax)
1DOMCdataSection::$wholeText;
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
string
DOMCdataSection::wholeText プロパティは、CDATAセクションノード全体に含まれるテキストを返します。